この間、Gmailから電話がかけられるようになるよ、というニュースが出ていて、ふと思った。

GoogleはGoogle Appsを販売している。これはGoogle版web officeスイートのようなもので、Gmail、Google DocumentなどのMicrosoft Officeのようなアプリと、Google Site、 Google Groupのようなグループウェアからなるwebサービス。デスクトップアプリではMS Officeがデファクトになっていて、実はこの中に、企業向けの製品のOffice Communicatorというアプリがある。要はチャットと電話とビデオ通話のアプリなわけです。

で、MS Office vs Google Appsという構図を考えたときに、この電話アプリはGoogleにとって、最後の砦だったような気がしたのです。そこでGoogle Voiceが登場してきたと。これが出そろえば、MS Officeで(ごく普通のユーザーが使う範囲内で)できることはGoogle Appsで全てできるようになって、Apps導入に踏み切れなかったところも、食指が動くようになるんじゃないかなと思ったわけです。

あとは、Google Readerが企業内で使えるようになると、イントラ内のデータをRSSで提供できるようになって、バカみたいなお知らせメールがメールボックスから消えてくれるし、日報も週報もブログを書いておけば、後はboss読んどいてね、って言えるし、wikiが更新されましたとか、チケットが更新されましたとか、通知系の情報はこっち側にまとめられてすごく便利。夏ぐらいから提供開始、って記事をどっかで見かけた気がするんだけど、まだ出てないみたいですね。