話題になっていたmodern.IEのWeb ページのスキャンで、このブログをチェックしてみたら、割とWindows8のステマだった件について。

modern.IE for the lagacy IE

レガシーブラウザの代表選手であるInternet Explorerだが、IE9からweb標準の対応が開始された(と個人的には思っている)。そこで、web標準に対応しつつ、IE9以前のバージョンに対応する方法やツールを提供するサイトが2013/01/31にMicrosoftから登場した。それがこのmodern.IEだ。

話題になっていたのは無料で仮想環境を使ってIE6からIE10までテストできるよ!というページ。以前からMSはVirtualBoxでも使える仮想環境を提供していたのは、このブログでも書いた通り。modern.IEでは、VirtualBox用だけではなく、Parallels Desktop用、VMWare Fusion用の仮想環境も提供されるようになり、IE10/Win7、IE10/Win8の組み合わせが新たに追加されたようだ。

Application Compatibility VPC Imageに存在した、30日制限はどうなったんだろう。特に記載はないようだ。

Scan for common coding problems

さて、この記事の本題はこっち。「Web ページの一般的な互換性に関する問題を検出します。」というツールもあるみたいなので、ちょっと試してみた。

Web ページのスキャンを開いてURLを入力すると、webページのスキャンを実行できる。

結果は数秒程度で表示される。このブログの場合は、基本的な問題はないらしい。ん?下の方にビックリマークが。「Windows 8 の新機能の利用をご検討ください」だと!?

Touch-first browsing

Windows8タブレットの機能なのだろうか。タッチデバイス用のCSSを書けと言っている。これはcanvasのみ有効なの?canvasタグを使ってなければ問題なし?

canvas {
-ms-touch-action: double-tap-zoom;
}

実はこのCSSは英語版には書いてなくて、単にガイドラインを読め(Make your site touch-ready)と書いてある。

ガイドラインを読んでみると、こんな記述があった。

When a user touches an element, the -ms-touch-action CSS property determines the default behavior that Internet Explorer 10 provides.

なんか説明が全然違う。。

ValueDescription
autoInitial value. The browser determines the behavior for the element.
noneThe element permits no default touch behaviors.
pan-xThe element permits touch-driven panning on the horizontal axis.
pan-yThe element permits touch-driven panning on the vertical axis.
pinch-zoomThe element permits pinch-zooming.
manipulationThe element permits touch-driven panning and pinch-zooming. (Shorthand equivalent of "pan-x pan-y pinch-zoom").
double-tap-zoomThe element permits double-tap-zooming.
inheritThe element inherits the value of -ms-touch-action from its parent.

なので、日本語版にあるようなCSSを入れればWindows8のタッチスクリーンに最適化されたwebサイトになるのかというと、全くそんな事はなくて、用法容量を守って正しく設定しないと意味が無い、というオチだった。

Start screen site tile

これはiPhoneでも同じく、ホーム画面にアイコンを作る時に必要な画像があったはず。それのWindows8版と思えばいいのか。

<meta name="msapplication-TileColor" content="#123456"/>
<meta name="msapplication-TileImage" content="your_logo.png"/>

Conclusion

現時点では、どちらのアドバイスも暇だったらやればいいかな、ぐらいのものでしかないので、気が向いたらやってみるかもしれない。タイル画像の準備は、OGP対応しているのであれば、ロゴは使い回せるわけだし。